こんにちは、ランニングを週2回くらいしているけど、雨の日は走らない
というルールにしてるから梅雨の時は、全然走れていないメガネにゃんです。
批判はあるかと思いますが、いや、これくらいの緩い感じにしないと続けることができない性格なので。。。
ただ、これで1年くらい継続できたので、最近、ジムに通おうか思っていたら、
コロナの影響でこのまま外で走ることにしています。
さて、今日の話題ですが、私のように新卒後、製薬会社(メーカー)に勤務して、
薬剤師免許はあるけど、実際使ったことはないという未経験の人が
薬剤師に転職した場合、最初、何を勉強したいらいいのか?という問題への
私なりのアドバイスをしたいと思います。
勿論、私の経験を踏まえて、効率的にどうすればいいか?をアドバイスできればと思います。
今回の内容は未経験薬剤師もそうですが、新卒の薬剤師の方も参考になると思うので、
読んでいただければと思います。
まずは、門前の薬の勉強
初めに実際に私がやった勉強ですが、何と言っても、薬についてでした。
配属された店舗の在庫一覧を打ち出してもらい、
それを一つずつ確認していった感じです。
ドラッグストアや大病院の門前とかだと品目数がかなり多いので、
勉強するのも大変ですが、マンツーマンの調剤薬局であれば、
品目数もそこまで多くはないので、よく処方されるものから勉強するといいと思います。
(私の会社は在庫一覧があいうえお順に基本的にはなっていたので、
使用数量順に順番を変えれるなら変えて、一覧を出してもらうといいと思います。
私は最初の店舗の時に、それが言えず、真面目にあ行から確認してました。)
私はそれらの在庫一覧の薬を順番にノートにまとめていました。(かなり、アナログ・・・(笑))
名前(先発名+一般名)、適応症、用法用量、禁忌ぐらいです。
適応症や禁忌は長くなることもあるので、重要な所だけにして短めにして覚えるといいかと思います。(本当は正式に覚えたいですが、最初は何の薬かもわからないので、できるだけ覚えられるように工夫した感じです。重篤な・・・・とか、Ccr○○以下とかは無視した感じです。)
ちなみに添付文書で調べるより、治療薬マニュアルなどの医薬品集の方が
コンパクトにまとまっているので、いいかと思います。
慣れてきたら適応症や禁忌はもう一度じっくり見返して、正式なものを覚えるといいかと思います。
私はノートにまとめましたが、勉強方法はノートにまとめるか、エクセルなどにまとめるかは、
人それぞれで、学生時代にやった勉強方法を思い出し、
覚えやすい方法がいいかと思います。
ノートではなくルーズリーフの方が後々には便利だと思いますが、
そこは、ご自分で好きな方を選ぶといいかと思います。
私は、このまとめたノートを毎日薬局に持っていき、時間ができたら見ていました。
ピッキングした際に頭の中で適応症や用法用量を思い出し、
忘れていたらノートを見返す。これの繰り返しでした。
薬が納品されたら積極的に棚に入れたりしたりして、とりあえず薬を見る機会を増やしていました。
薬を見る機会を増やすと、モノをイメージできるので、覚えやすいかと思います。
時間があると、薬品棚の前で一つずつ思い出してみるなどやっていると段々覚えられるようになっていきます。
あとは、治療薬マニュアルとか治療薬ハンドブックとか持ち込んで、
知らない薬は調べるってことをやって、何度も調べると思いだすかと思います。
私は最初に配属された店舗が、内科小児科だったので、
小児科の粉薬はほとんどの薬が体重(kg)単位での用量が多かったですが、
換算しやすいので、10kg単位にして覚えていました。
疾患の勉強も並行して
薬の勉強と並行して、疾患の勉強もできるといいです。
やはり、門前の科に多い疾患を中心に学ぶといいと思いますが、
生活習慣病や季節性疾患も勉強するといいかと思います。
生活習慣病はやはり、高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、高尿酸血症あたりです。
季節性でいうと、感染症(風邪、インフルエンザ)、皮膚疾患(白癬症)、花粉症とかです。
ただ、門前の科によって疾患の勉強する順番はかわりますが、
まずは、門前の科に多い疾患を勉強して、それから上記の疾患を勉強するといいと思います。
門前が内科なら問題ないですが、門前が内科でなくてもある程度生活習慣病は
どの科でも知識としてもっていてもいいです。
私は最初に配属された店舗が、10月で、内科小児科だったので、
生活習慣病、風邪・発熱時の対応、クループ症候群、喘息、溶連菌感染症、中耳炎などでした。
最初に始めた勉強はこれくらいです。
これだけでもかなりの量になると思うので、数ヶ月くらいかかるります。
最初に覚えることは、薬や疾患だけではなくて、薬局の中でのオペレーションや
分包機などの使い方を覚えなくてはいけないと思うので、なかなか大変ですが、頑張りましょう。
服薬指導開始してからは実践的勉強
未経験で調剤薬局に入ったとしても、薬局の方針で変わるかと思いますが、1ヵ月くらいで投薬し始めると思います。たぶん。。。
服薬指導をし始めると、患者様からの質問、というお題が加わります。
薬のこともあれば、疾患の事もあり、
即答できる質問もあれば、わからない質問もあると思います。
患者様が待つ時間があれば、検索したり先輩に質問したりすればいいですが、
即答できないと、じゃあいいわってなる患者様もいるので、
これらをしっかり自分の中で、次同じ質問をされたら完璧に答えるぞ
って感じで調べまくればいいと思います。
この質問に対して調べるというのはとっても大切なので、ずーっとやるといいです。
私も最初は全然回答できない質問もあり、勤務中に調べたり、
帰宅後に調べたりとよくしたものです。
最初の店舗では、小児科の門前だったので、薬の味の質問が多かったのと、
解熱剤の使い方や使うタイミングの質問、粉薬の飲ませ方に関しての質問はとても多く、
もっといい回答はないかとリサーチしていました。
即答できた質問でも改めて検索したりすると、
新たな知見を得られることもあるので、時間があるときにはググってみるといいと思います。
エビデンスを多く示してくれる素晴らしいサイトも多くあります。
本やサイトで学ぶ
続いて、自分の配属された薬局の薬の勉強や疾患の勉強もある程度終わったら
薬に関する本を読んだり、サイトを読むのがいいと思います。
研修認定薬剤師を取得すために、e-learningをするのもいいです。
お金がかからないという点では無料で読める日経DIや製薬会社のホームページがオススメです。
あとは、薬剤師の方のブログです。
日経DIは紙媒体でもありますし、ネットでも見れるので、どちらでもいいかと。
毎月、無料版のものが各薬局に届いていると思いますので、それを読むでもいいですし、
ネットで読んでもいいです。
過去の記事も読めるのでネットで読むことをオススメはします。
日経DIはweb講演やポイント制度もあるので、やっていて損ではないかと思います。
また、製薬会社のホームページというのは、各会社の薬剤師向けのコンテンツや個別の薬の説明するページなどに色々と解説があるので、
それを読むと、かなり勉強になります。
どの会社にも指導箋があるので、先発品などは指導箋を見ると参考になることが書いてあったりします。
お金がかかってもいいのであれば、日経DIの有料版や各種本がオススメになります。
どんな人にもおすすめできる本としては
薬の比較と使い分け100になりますが、この筆者のサイトのお薬Q&Aもオススメです。
私も何度も読んでいますし、何度も参考にさせて頂いています。
おすすめの本やサイトについては今後、まとめて記事にしたいと思います。
以上、まとめると、
- まずは、門前の薬の勉強
- 次に疾患の勉強
- 服薬指導時の患者様からの質問
- 本やサイト
という感じで、勉強していくといいかと思います。
以上、私のやったことを踏まえて、最初の段階、
といってもこれだけでかなり時間はかかりますが、
何を勉強したらいいかアドバイスできたかと思います。
未経験から薬剤師になる方や新卒薬剤師の方に参考になったら幸いです。
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